今日の東京株式市場【環境認識】

2024年7月8日

米国株式市場と東京株式市場の動向について

【考察】
先週の金曜日、5日の米国株式市場では、NYダウが前営業日比で67.87ドル上昇し、3万9375.87ドルで取引を終えました。また、ナスダック総合指数も164.457ポイント上昇し、1万8352.759ポイントで4日連続の上昇を記録しました。特にナスダック総合指数は、4日連続で史上最高値を更新しました。

【その他の考慮点】
米国の6月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数が前月比で20万6000人増となり、市場予想平均の19万人増を上回りました。一方、5月分は27万2000人増から21万8000人増に下方修正されました。これらの統計データから、景気減速が意識され、早期の利下げ期待が浮上し、株価の上昇につながったと考えられます。

【全体的な見通し】
8日の東京株式市場では、反発後も堅調な展開が予想されます。先週の金曜日、5日の日経平均株価は小幅に反落しましたが、現地5日の米国株高を受けて、買い先行スタートとなる可能性があります。また、日本全体で気温が平年よりも高い状況が続いていることから、猛暑関連の銘柄に物色の矛先が向かう場面も見られるかもしれません。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。
  • 非農業部門雇用者数:アメリカの労働統計局が毎月発表する統計データで、農業を除く全ての産業の雇用者数を示します。
  • 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
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