今日の日付:2024年5月13日
タイトル:米国と日本の株式市場の動向
【考察】 先週の金曜日、米国の株式市場は、ダウ・ジョーンズ工業平均が前日比で125.08ドル上昇し、8日連続で上昇しました。一方、ナスダック総合指数は5.396ポイント下落し、小幅に反落しました。市場の出来高は、ニューヨーク市場で約8億8千万株、ナスダック市場で約42億1千万株でした。
【その他の考慮点】 市場は引き続き、米国連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待により支えられています。また、半導体の受託生産の世界最大手である台湾のTSMCの4月の売上高が堅調だったことを好感し、半導体関連株が堅調に推移しました。しかし、5月のミシガン大学消費者信頼感指数は市場予想平均を下回り、1年先の予想インフレ率が上昇し、インフレへの警戒感が残りました。
【全体的な見通し】 今日の東京株式市場は、上値が重い展開になる可能性があります。先週の金曜日の日経平均株価は、買いが先行した後、戻り待ちの売りに押されて上げ幅を縮小しました。手掛かり材料が不足している中、引き続き、好業績銘柄への個別物色が中心になると予想されます。
【用語解説:初心者向け】
- ダウ・ジョーンズ工業平均:アメリカの30種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
- ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所「NASDAQ」上場の全銘柄を対象とした株価指数です。
- 出来高:一定期間(通常は1日)に取引された株式の総数のことを指します。
- FRB(米国連邦準備制度理事会):アメリカの中央銀行で、金融政策を決定します。
- 半導体:電子機器の基本的な部品で、コンピュータのCPUなどに使われます。
- ミシガン大学消費者信頼感指数:アメリカの消費者の経済に対する信頼感を測る指標です。
- インフレ率:物価の上昇率を示します。物価が上昇すると、お金の価値が下がります。
- 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。