2024年6月11日
米国株式市場と東京株式市場の動向
【考察】 10日の米国株式市場では、NYダウが前週末比で69.05ドル上昇し、3万8868.04ドルで取引を終えました。また、ナスダック総合指数も59.403ポイント上昇し、1万7192.529ポイントで3日ぶりの反発を見せました。特に、ナスダック総合指数は終値ベースで史上最高値を更新しました。
【その他の考慮点】 前週末7日の米国5月雇用統計では、労働情勢が堅調であることが示され、早期の利下げ期待が後退しました。また、11日からのFOMCや12日の米国5月CPIの発表を控えて、上値を追う動きは限られていました。
【全体的な見通し】 一方、11日の東京株式市場では、前日10日の日経平均株価が大幅に反発し、心理的な節目である3万9000円を回復しました。米国株式市場も上昇したことから、投資家心理の好転が見込まれ、買い先行スタートとなる可能性があります。
【用語解説:初心者向け】
- NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を指します。
- ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。
- FOMC:米連邦公開市場委員会のことで、米国の金融政策を決定する重要な会議です。
- CPI:消費者物価指数のことで、物価の変動を測るための指標です。