今日の東京株式市場【環境認識】

2024年8月28日

米国株式市場の動向

【考察】 27日の米国株式市場では、NYダウが前日比9.98ドル高の41,250.50ドルとなり、3日連続で上昇しました。ナスダック総合指数も29.055ポイント高の17,754.820ポイントで取引を終了しました。出来高は、NY市場が7億2135万株、ナスダック市場が40億3191万株でした。NYダウは小幅ながら連日で終値ベースの史上最高値を更新しました。8月の米国CB消費者信頼感指数が103.3となり、市場予想の100.7を上回ったことが影響しました。堅調な米国の景気指標を受けて底堅く推移しましたが、28日に予定されているエヌビディアの決算発表を控え、積極的な売買は控えられました。ナスダック市場では、クアルコムやコストコ・ホールセール、アーム・ホールディングスなどのハイテク株が買われました。

【その他の考慮点】 28日の東京株式市場は軟調な展開が予想されます。27日の米国株式市場は上昇しましたが、エヌビディアの決算待ちの状況でした。日本株は手がかり材料に欠ける中、為替市場ではドル・円が1ドル=143円台の後半、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半と円高方向に傾いています。円高による業績への影響を警戒し、輸出関連銘柄を中心に弱含む展開となりそうです。

【全体的な見通し】 米国株式市場は堅調な景気指標に支えられていますが、エヌビディアの決算発表を控え、積極的な売買は控えられています。東京株式市場は円高の影響を受け、軟調な展開が予想されます。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ: ニューヨーク・ダウ工業株30種平均の略称で、米国の主要な株価指数の一つです。
  • ナスダック総合指数: ナスダック市場に上場している全銘柄の株価を基に算出される株価指数です。
  • CB消費者信頼感指数: コンファレンス・ボードが発表する消費者の経済に対する信頼感を示す指数です。
  • エヌビディア: 米国の半導体メーカーで、特にグラフィックプロセッサ(GPU)で知られています。
  • クアルコム: 米国の半導体メーカーで、主に通信技術に強みを持っています。
  • コストコ・ホールセール: 米国の会員制倉庫型店舗チェーンです。
  • アーム・ホールディングス: 英国の半導体設計会社で、特にモバイルデバイス向けのプロセッサ設計で知られています。
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