- 来週(9月17日〜20日)の株式市場では、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表が終わり、悪材料が出尽くしたことで株価が上昇する可能性がありそうです。
- ただし、その翌週は3連休(9月21日〜23日)も控えており、またFOMCの結果発表後には日銀の金融政策決定会合(9月19日〜20日)も予定されています。このため、日米の金融政策に注目した相場展開が予想されます。
- FOMCでは、消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、「0.50%の大幅利下げ」や「0.25%の通常の利下げ」が見込まれています。
- 一方、日銀の金融政策決定会合では、金利が据え置かれる可能性が高いと見られています。ただし、日米の金利差が縮小し、ドル・円相場が円高に向かいやすい状況が続くため、FOMCや日銀のイベントが通過した後に本当に悪材料が出尽くしたかを見極める必要があります。
- そのため、今週に引き続き、積極的な売買は控えられやすいでしょう。
- FOMC通過後には、米国大統領選挙の両候補の経済政策への期待から株価の押し目買いの動きが出てくるかもしれません。
- また、最近エヌビディアの株価が反発していることから、弱い値動きが続いている国内の半導体株に対する買い戻しの動きも見られる可能性があります。
- 全体的には底堅い動きが予想され、インデックスに影響されにくい中小型株に個人投資家からの値幅取りを狙った資金が向かいそうです。