今日の東京株式市場【環境認識】

今日の日付:2024年6月26日

米国株式市場と東京株式市場の動向について

【考察】 25日の米国株式市場では、NYダウが前日比で299.05ドル下落し、39,112.16ドルとなり、6日ぶりに反落しました。一方、ナスダック総合指数は220.837ポイント上昇し、17,717.654ポイントとなり、4日ぶりに反発しました。出来高は、NY市場が約9億9千万株、ナスダック市場が約44億9千万株でした。

【その他の考慮点】 米6月のCB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数は100.4と、市場予想平均の100.0をわずかに上回りました。一方、6月のリッチモンド連銀製造業景気指数はマイナス10で、市場予想平均のマイナス3よりも悪かったです。これらの経済指標がまちまちだったため、NYダウは下落しましたが、ナスダック総合指数はエヌビディアやアーム・ホールディングス、アルファベット(グーグルの持ち株会社)などが買われ、反発しました。

【全体的な見通し】 26日の東京株式市場は、上値が重い展開になる可能性があります。日経平均株価は、25日に大幅に上昇した後、強い動きが続くと予想され、買いが先行するでしょう。しかし、手がかりとなる材料が少ない中、心理的な節目である39,000円を2週間ぶりに超えたことから、売りが控えている可能性があります。そのため、買いが一巡した後は、もみ合う場面も見られるかもしれません。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄を対象とした株価指数です。
  • CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数:アメリカの一般消費者の信頼感を測る指標で、消費者の今後の経済状況に対する見通しを示します。
  • リッチモンド連銀製造業景気指数:アメリカのリッチモンド連邦準備銀行が発表する製造業の景気指数です。この指数がプラスであれば、製造業の景気は拡大しているとされます。
  • 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。日本の株式市場の動向を示す代表的な指標とされています。
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