今日の東京株式市場【環境認識】

2024年6月4日

米国株式市場の動向

【考察】

3日の米国株式市場では、NYダウが前週末に比べて115.29ドル下落し、3万8571.03ドルで取引を終えました。一方、ナスダック総合指数は93.655ポイント上昇し、1万6828.670ポイントで4日ぶりの反発を見せました。出来高は、NY市場で約9億2361万株、ナスダック市場で約49億3392万株でした。

【その他の考慮点】

米国の5月製造業PMI(購買担当者指数)は48.7となり、市場予想平均の49.5を下回りました。これにより、景気の減速が警戒され、前週末の5月31日にNYダウが今年最大の上昇を見せたこともあり、一時440ドル近く下落しました。また、ニューヨーク証券取引所では、技術的な問題から一部の銘柄が一時的に取引停止となる場面もありました。

【全体的な見通し】

一方、ハイテク株の比率が高いナスダック市場では、NVIDIA、Micron Technology、Meta(旧Facebook)などが買われ、総合指数の上昇を支えました。4日の東京株式市場では、前日の大幅続伸の反動から、売りが優勢となるスタートが予想されます。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を指します。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所「NASDAQ」に上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。
  • PMI(購買担当者指数):製造業の活動を示す経済指標で、50以上なら景気拡大、50未満なら景気縮小を示します。
  • ハイテク株:情報技術関連の企業の株式のことを指します。エヌビディア、マイクロン・テクノロジー、メタ(旧フェイスブック)などが該当します。
タイトルとURLをコピーしました