今日の東京株式市場【環境認識】

2024年6月3日

米国株式市場の動向とその影響

【考察】 先週の金曜日、5月31日の米国株式市場では、NYダウが前日比で574.84ドル上昇し、38,686.32ドルに達しました。これは4日ぶりの反発で、今年最大の上昇幅となりました。一方、ナスダック総合指数は2.064ポイント下落し、16,735.015ポイントで、わずかながら3日連続の下落となりました。

【その他の考慮点】 取引量は、NY市場で20億555万株、ナスダック市場で60億2000万株となりました。また、米国の4月のPCE(個人消費支出)デフレーターは、前年比で2.7%増となり、市場予想と一致しました。

【全体的な見通し】 物価高による経済への警戒感が後退し、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)しました。これにより、株価の相対的な割高感が薄れ、株価の上昇につながりました。NYダウの採用銘柄では、セールスフォース、ユナイテッドヘルス、ボーイングなどが上位にランクインしました。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。
  • PCEデフレーター:個人消費支出デフレーターのことで、物価の変動を反映した消費者支出の指標です。
  • 10年物国債:債券の一種で、発行から10年後に元本が返済される国債のことを指します。利回りが低下すると、価格は上昇します。
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