来週の東京株式市場【環境認識】

日経平均株価:6月3日~7日 考察

【考察】

今週(6月3日~7日)の日経平均株価は、196.03円(0.51%)高の3万8683.93円で取引を終えました。
6月11~12日の米FOMCや13~14日の日銀金融政策決定会合を控えて、投資家は様子見ムードとなりました。
米国市場の動向に左右される展開が続きました。
週明けは米国株上昇を受け、日経平均株価も400円超上昇し一時3万9000円を回復しましたが、その後は米経済指標の下振れやFRBの利下げ観測の高まりから、輸出関連や金融株が売られました。
週末は米国市場の半導体株上昇を受け、日経平均株価も3万9000円を回復しましたが、FOMCや日銀金融政策決定会合を前に、週末7日は持ち高調整から売られ、反落しました。

【その他の考慮点】

25日移動平均線と75日移動平均線近くの狭いレンジでの膠着した展開が続いています。
来週はFOMCや日銀金融政策決定会合を通過することで、物色への意欲が強まる可能性があります。
FOMCと日銀金融政策決定会ではともに政策金利が据え置かれると見込まれますが、ECBの利下げ受け、FRBも年内に金利引き下げの可能性があります。
週末6月14日は6月限先物オプション特別清算指数算出(SQ)が控えており、SQ絡みの先物市場での需給要因の影響を受けやすくなります。
物色の流れとしては、値動きが不安定な半導体株の株価見直しに期待できます。

【全体的な見通し】

来週(6月10~14日)の日経平均株価は、日米の金融イベント後の「アク抜け(悪材料出尽くし)」から上昇が期待されます。
ただし、SQ絡みの先物市場の需給要因や、半導体株の動向など、注意すべき点も残されています。

【用語解説:初心者向け】

日経平均株価: 東京証券取引所第一部上場銘柄のうち、時価総額の大きい225銘柄の株価の平均値です。
FOMC: 米国中央銀行の連邦公開市場委員会のことです。金融政策を決定する重要な会議です。
日銀金融政策決定会合: 日本銀行の金融政策決定会合のことです。金融政策を決定する重要な会議です。
25日移動平均線: 過去25日間の株価の平均値を線で結んだものです。株価のトレンドを判断するのに役立ちます。
75日移動平均線: 過去75日間の株価の平均値を線で結んだものです。25日移動平均線よりも長期的なトレンドを判断するのに役立ちます。
SQ: 証券先物の特別清算指数のことです。先物の値動きに影響を与えることがあります。
アク抜け: 悪材料が出尽くし、市場心理が改善することです。
物色: 投資家がどの銘柄やセクターに注目しているかということです。

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