米国株式市場の状況(24日)
- 24日のアメリカ株式市場では、NYダウが前日比83.57ドル上昇し、4万2208.22ドルで取引を終了しました。これで4日連続の上昇です。
- ナスダック総合指数も100.251ポイントの上昇で、1万8074.521ポイントとなり、こちらも続伸となりました。
- 出来高は、NY市場が約10億233万株、ナスダック市場が約49億3776万株でした。
- NYダウは4日連続で終値が過去最高値を更新しましたが、米国の9月消費者信頼感指数が市場予想(104.0)を下回る98.7だったため、一時的に下落する場面もありました。
- しかし、米国経済が穏やかに軟着陸するとの期待や、中国の大規模な金融緩和策による経済効果を見込んだ買いが入り、最終的には株価が上昇しました。
- 特にハイテク株が強く、ナスダック市場ではエヌビディア、ネットフリックス、テスラなどが買われました。
東京株式市場の状況(25日)
- 25日の東京株式市場は、やや軟調な展開が予想されます。
- 前日の24日には、日経平均株価が4日連続で上昇しましたが、心理的な節目である3万8000円を超えた後、上値が重くなり、取引終盤には上げ幅を縮小しました。
- 一方で、ドル円は143円台前半、ユーロ円は160円台前半と円高方向に振れています。このため、輸出関連銘柄には売り圧力がかかる可能性が高いです。
用語解説【初心者向け】
- NYダウ: アメリカの代表的な株価指数の一つで、30社の大型企業の株価を基に算出されます。
- ナスダック総合指数: ハイテク企業を中心にしたアメリカの株価指数で、多くのIT企業が上場しています。
- 出来高: 株式市場で取引された株数のことです。多いほど市場が活発に取引されていることを意味します。
- 消費者信頼感指数: 消費者の景気に対する信頼度を示す指標で、高いほど消費者の購買意欲が高いとされます。
- 軟着陸: 経済が大きな混乱なく減速することを意味し、不況に陥ることなく、景気が緩やかに減速する状況を指します。
- 金融緩和策: 中央銀行が金利を引き下げたり、資金を市場に供給したりして経済を刺激するための政策です。