2024年1月5日
タイトル：東京株式市場、小幅反発で取引終了
考察：米雇用統計待ち、上値は重い
東京株式市場は、前営業日比89円13銭高の3万3,377円42銭と、4日ぶりに反発して取引を終えました。為替の円安が輸出関連株を中心に支援し、前日の下げからの買い戻しが促されました。一方、米雇用統計の発表を控えた警戒感などから上値は重かったです。
その他の考慮点：米雇用統計、米11月耐久財受注、米11月製造業受注指数、米12月ISM非製造業景況指数
5日のナイトでは、米12月雇用統計が発表されます。11月は非農業部門雇用者数と賃金の伸びが市場予想を上回り、労働市場の力強さが示されました。12月の非農業部門雇用者数の市場予想は前月比17.5万人増と、11月の同19.9万人増から減少の見通しですが、果たしてどうか。他に米11月耐久財受注、米11月製造業受注指数、米12月ISM非製造業景況指数も要注目です。
全体的な見通し：米雇用統計次第で方向性が変わる
米雇用統計の結果次第では、株式市場の方向性が大きく変わる可能性があります。雇用者数が増加して労働市場の強さが示されれば、米連邦準備制度理事会（FRB）の利上げペースが加速される可能性があり、株価は下落する可能性があります。一方、雇用者数が減少して労働市場の弱さが示されれば、FRBの利上げペースが鈍化する可能性があり、株価は上昇する可能性があります。
用語解説：初心者向け
- ＡＤＰ（オートマチック・データ・プロセッシング）雇用統計
アメリカの民間企業の雇用者数を示す指標です。
- 新規失業保険申請件数
アメリカで失業保険を申請した人の数を示す指標です。
- 米12月雇用統計
アメリカの非農業部門の雇用者数や賃金の伸びなどを示す指標です。
- 米11月耐久財受注
アメリカの企業が製造業者に注文した耐久財の数量を示す指標です。
- 米11月製造業受注指数
アメリカの製造業における受注の伸びを示す指標です。
- 米12月ISM非製造業景況指数
アメリカの非製造業における景況感を示す指標です。
場中解説：YouTubeチャンネル
場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。
まとめ
米雇用統計の結果次第では、株式市場の方向性が大きく変わる可能性があります。雇用者数が増加して労働市場の強さが示されれば、株価は下落する可能性があります。一方、雇用者数が減少して労働市場の弱さが示されれば、株価は上昇する可能性があります。
今後の市場動向については、米雇用統計の結果を注視していきたいと思います。
