2023年12月19日
株式市場の動向考察
- 東京株式の展望
- 19日の東京株式市場は前日の反発後、堅調な動きが予想されています。前日の下落からの反動で買い優勢のスタートが予想され、米国株式市場の強い動きも後押し要因となりそうです。
- 日本株の見通し
- ただし、日銀の金融政策決定会合内容や植田和男日銀総裁の会見後の影響が注目されています。そのため、市場は模様眺めが広がる可能性があります。
その他の考慮点
- 米国株式市場の動向
- 米国株式市場は続伸。ダウ平均は0.86ドル高の37,306.02ドル、ナスダックは90.89ポイント高の14,904.81で取引を終了しました。
- 12月の住宅市場指数改善により、ソフトランディングの観測が強まりました。これに伴い、エネルギーセクターや倉庫型卸売小売会社のコストコホールセール(COST)が上昇し、市場全体をけん引しました。
- 一部FRB関係者が利下げ観測に懐疑的な見方を示しましたが、金利の先行き不安は依然として残り、テクノロジーセクターが相場を支えました。
- 年末のサンタクロースラリー期待も市場に買いを呼び込み、終日プラス圏で推移。ダウは終盤に失速しましたが、過去最高値を更新し、プラス圏で取引を終了しました。
- セクターの動向
- セクター別の動向では、メディア・娯楽、小売が上昇しましたが、自動車・自動車部品は下落しました。
全体的な見通し
市場は前向きな展開を見せており、特に日本株式市場では前日の下落からの反動で買いが優勢となることが期待されます。ただし、日銀の金融政策や会見後の影響が不透明な要素として残っています。米国株式市場は引き続き強い動きを示しており、年末に向けたポジティブな期待も市場全体を支えています。
用語解説:初心者向け
- ソフトランディング:景気が緩やかに減速し、景気後退や経済の大幅な減少を避けることを指す経済用語。
- FRB(連邦準備制度理事会):アメリカ合衆国の中央銀行で、金融政策の策定や金融システムの安定を担当する機関。
- サンタクロースラリー:年末にかけて株式市場が上昇する傾向を指す俗語。
場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。
YouTubeチャンネル