今日の東京株式市場【環境認識】

2024年2月5日 月曜日 株式市場 考察

堅調な米経済と好決算に支えられた米国株高

前週末の米国株式市場は、主要3指数全てが上昇し、S&P500種指数は史上最高値を更新しました。 米利下げ観測は後退したものの、好決算発表や好調な米雇用統計が市場心理を改善させ、買いが優勢となりました。

NYSダウ平均株価は、前日比134.58ドル高の3万8654.42ドルで取引を終了し、連日で史上最高値を更新しました。 ナスダック総合指数も1%超上昇し、1万5628.954ポイントで取引を終了しました。

米1月雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大きく上回る35万3000人増となりました。 これは、堅調な米経済を裏付けるデータとして好感されました。

今後の見通し

本日5日の東京株式市場は、米国株高の流れを引き継ぎ、買い先行でスタートする見込みです。 半導体や電子部品などハイテク銘柄や、自動車など輸出関連銘柄に買いが入りやすいと予想されます。

日経平均株価は、前週末2日のしっかりした値動きに加え、米国株市場の堅調な動きを受け、買い優勢スタートとなる可能性が高いです。 堅調な地合いのなか、1月22日に付けた昨年来高値(3万6546円)に迫る場面も想定されます。

為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台前半で推移する見込みです。 これは、輸出企業にとって追い風となる可能性があります。

場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。
https://www.youtube.com/channel/UCaf5-S-kVmyqzKctnYqIC_Q

用語解説:初心者向け

S&P500種指数: 米国の大企業500社の株式で構成される株価指数
NYSダウ平均株価: ニューヨーク証券取引所に上場されている30銘柄の株価指数
ナスダック総合指数: ナスダック市場に上場されている全銘柄の株価指数
非農業部門雇用者数: 農業部門を除いた全ての産業における雇用者数
史上最高値: これまでの取引で記録された最高値
買い先行: 投資家が買い注文を多く出すこと
買い優勢スタート: 株式市場が買い注文で始まり、上昇基調で推移すること
昨年来高値: 昨年1月1日から現在までの最高値

タイトルとURLをコピーしました