2023年10月3日ナイトの日経平均株価の見通し

概要
日経平均株価は、4営業日続落し、8月18日ザラ場の直近ボトムを終値で下回りました。
25日移動平均線とのマイナス乖離率は4.14％に拡大し、売り圧力が強まっています。
ローソク足はマドを空けて4本連続陰線を引き、売り圧力を窺わせます。
一目均衡表では、株価が雲下限を下放れるとともに遅行線が弱気シグナル発生を開始して三役逆転を形成し、売り手優位の形状が鮮明になりました。
25日線の0.72円下には75日線が緩やかに下降しており、明日4日のデッドクロス示現が警戒されます。

用語解説

日経平均株価：東京証券取引所第一部に上場する225銘柄の株価を平均した株価指数
直近ボトム：直近の安値
25日移動平均線：過去25営業日の終値の平均線
マイナス乖離率：現在の株価が25日移動平均線からどれだけ下方に乖離しているかを示す指標
マド：ローソク足の陽線と陰線の長さの差
一目均衡表：株価の将来の値動きを予測するためのテクニカル指標
雲：一目均衡表の重要な指標の一つで、株価の現在位置を示す
遅行線：一目均衡表の重要な指標の一つで、株価の今後の方向性を示す
三役逆転：一目均衡表の売りシグナルの一つ
デッドクロス：一目均衡表の売りシグナルの一つ

結論

日経平均株価は、売り圧力に押され、短期的に下落する可能性があると考えられます。