2024年5月28日
東京株式市場の見通しと米国株式市場の動向
【考察】
米国は27日、メモリアルデーで株式市場が休場でした。そのため、東京株式市場は28日、上値が重い展開になる可能性があります。27日の日経平均株価は、アジアの株価指数が堅調だったことで引き締まる形で取引を終えました。しかし、米国市場が休場だったことで様子見の姿勢が強まり、プライム市場の売買代金は今年で最も少ない3兆3847億円でした。
【その他の考慮点】
今日の東京株式市場では、日経平均株価がもみ合う展開が予想されています。欧州市場で主要な株価指数が小高かったことが下支えとなる一方、米国市場が休場だったことで上値を追う材料が不足し、模様眺めが強まる可能性があります。
【全体的な見通し】
日経平均は、前日の欧州市場で株価が小高かったことが下値を支えると見られています。しかし、米国市場がメモリアルデーで休場だったため、材料難があり、3万9000円付近では上値が重くなる可能性があります。市場では「企業決算が一巡し、次のイベントを待つムードで手掛けにくい」との声があります。
【用語解説：初心者向け】
- メモリアルデー：アメリカの祝日で、毎年5月の最終月曜日に設定されています。この日は、米国の株式市場が休場となります。
- 日経平均株価：日本の株式市場で最も代表的な株価指数の一つです。225の上場企業の株価を基に算出されます。
- プライム市場：東京証券取引所の一部上場銘柄を対象とした市場のことを指します。
- 先物：将来のある時点で特定の商品を特定の価格で売買する契約のことを指します。株式市場では、株価指数先物が主に取引されます。
