朝一コメント:フェニックス

NYダウは13MAと25MAで跳ね返されています。
テクニカルでは『44239ドル』を終値で抜けるまでは調整波動が続きます。
週間の米新規失業保険申請件数は市場予想を上回り、
総受給者数は2021年11月以来の高水準となりました。
7月の米雇用統計に続き、労働市場の鈍化を示す内容となっています。

ニューヨーク連銀が発表した7月の消費者調査は、
1年先の予想インフレ率が前月の3.0%から3.1%に。
5年先は2.6%から2.9%に上昇。経済が減速するなか、インフレが進む。
これはスタグフレーションを意味しています。(一寸先は闇を示している。)

株は需給がすべてにおいて先行する!今の米国市場は自社株買いで成り立っています。
設備投資の減額、自社株買いの減少が確認されればスタグフレーションが本格化します。
株価の長期低迷、停滞は許されません。今の米国経済は株高ありき!
ここをしっかりと念頭に置きながら思考していきましょう。

個別株を見るとアップル、エヌビディアなど半導体の一角が買い優勢となっています。
(NASDAQは終値ベースでは最高値を更新)

アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も決算悪化で売られましたが、
それをすぐさま埋めています。マイクロン・テクノロジーなど半導体株は
まだ強い動きを続けています。

日経先物は41280円を抜け、強い動きが続いているのとが分かります。
関税が15%上乗せされるなど交渉が上手くいかない中、なぜ株が上がっていくのか?
空売りの踏み上げがなぜ起きるのか?二手先を見据えて思考していきましょう。
経済悪化が必ずしも株安とは限りません。決めつけは厳禁です!

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 41320円。 下 40900円。

41280円を抜けたことで『下げのN字崩れ』となっています。
(42080円奪回方向!)

本日はSQ日。SQ値にも注目です。

41320円は30分足で示したファンの上値抵抗線です。
抜けば41500円を試します。

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