今週の注目イベント

今週の注目イベントは、以下の通りです。

  • 8月1日(月):米国8月ISM製造業景況指数
  • 8月2日(火):米国7月コア価格指数
  • 8月2日(火):中国8月製造業PMI
  • 8月3日(水):欧州6月CPI
  • 8月3日(水):米国4-6月期GDP改定値
  • 8月4日(木):米国8月雇用統計

8月1日(月):米国8月ISM製造業景況指数

製造業景況指数は、製造業における企業の経営状況を示す指標です。数値が50以上であれば景況拡大、50未満であれば景況後退を示します。

8月ISM製造業景況指数は、55前後と予想されています。7月は57.1と、5カ月ぶりに低下しましたが、依然として景況拡大基調を維持しています。

製造業は、景気動向を先行して示す指標です。ISM製造業景況指数が低下した場合は、景気後退の懸念が高まる可能性があります。

8月2日(火):米国7月コア価格指数

コア価格指数は、エネルギーと食品を除いた総合物価指数です。インフレの動向を示す重要な指標です。

7月コア価格指数は、前年同月比+5.2%と予想されています。6月は+5.4%と、1991年以来の高水準を記録しました。

インフレは、米国経済の最大の懸念事項です。コア価格指数が予想以上に上昇した場合は、FRBによる追加利上げの可能性が高まります。

8月2日(火):中国8月製造業PMI

製造業PMIは、製造業における企業の経営状況を示す指標です。数値が50以上であれば景況拡大、50未満であれば景況後退を示します。

8月中国製造業PMIは、49前後と予想されています。7月は49.6と、2カ月連続で景況後退を示しました。

中国経済は、不動産市場の不振や、新型コロナウイルス感染症の再拡大などの影響で、減速傾向にあります。製造業PMIが低下した場合は、中国経済の減速がさらに加速する可能性があります。

8月3日(水):欧州6月CPI

CPIは、消費者物価指数です。一般消費者が購入する商品やサービスの価格変動を示す指標です。

6月CPIは、前年同月比+8.6%と予想されています。5月は+8.1%と、過去40年ぶりの高水準を記録しました。

欧州は、ロシアのウクライナ侵攻や、エネルギー価格の高騰などの影響で、インフレが加速しています。CPIが予想以上に上昇した場合は、ECBによる追加利上げの可能性が高まります。

8月3日(水):米国4-6月期GDP改定値

GDPは、国内総生産です。経済規模を示す指標です。

4-6月期GDPは、前期比+1.0%と予想されています。2-3月期は+6.9%と、過去20年で最高の伸びを記録しました。

4-6月期GDPが予想以上に低下した場合は、景気の減速懸念が高まります。

8月4日(木):米国8月雇用統計

雇用統計は、非農業部門の雇用者数や失業率など、雇用状況を示す指標です。

8月雇用者数は、前月比+16.8万人増と予想されています。7月は+372,000人増と、1985年以来の高水準を記録しました。

雇用統計が予想以上に悪化した場合は、景気の減速懸念が高まります。

以上、今週の注目イベントの解説でした。

あと、テクニカル面においては、D1Lineの上に行けるのか、あるいは、下の位置に居座るのか?この点に注目しています。

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