朝一コメント:フェニックス【寄り付きトレード】

NYダウは99ドル高と続伸。
注目の政策金利は5.25-5.5%に据え置き。
利下げ決行は9月に先送りとなりました。
パウエル議長から9月利下げの言及があったことで
ダウ平均は一時450ドル高まで上昇しましたが、その後は失速。
NYダウは日足の25MAを割れば、
そこからは秋安を意識した相場展開に入っていきます。

日経先物は植田日銀総裁からの『追加利上げへの言及』によって円高が進行し、
『対中半導体輸出規制』の日本除外報道を好感して上昇した値幅分をすべて剥ぐ形となりました。
円高進行が止まるまで目先は調整が続きます。

昨日の植田総裁からの追加利上げに関してですが、
やはり決定打となったのは5月の為替介入後に2ヶ月間も持たず
高値を奪回されたことが最大の要因ではないかとみています。
・プライドの高い財務省が本気で投機筋を蹴散らしにきた!
・ここで円転してしまわないかが今後の最大のポイント!
・円転してしまうと数年間の調整に入った可能性が高くなる。

私の計算では今年の高値は160円で止まる予定でした。
ところが、為替介入前の高値を2ヶ月足らずで上回ってしまったことで、
2028年に到達予定であった180円を今年に試す展開に入ってしまい、
財務省も日銀も『通貨危機』への懸念がおそらく出てしまったのだと思われます。
(それが昨日の植田日銀総裁のタカ派発言に繋がる)

とりあえず、目先は日足の上げ波通過後からの動きに要警戒です!
為替のボラティリティが低下するまで海外勢からの買いは入りにくい状態が続きます。

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 38920円。下 38560円。

38560円を割れば38400円を試す展開へ。
本日はこの38400円から38340円が強烈な下値抵抗帯となります。

38910円から38980円が言語化の多い上値抵抗帯。
個人的には今週中に38980円を抜く力があるのかに注目しています。
抜けないようであれば日足の上げ波を通過する来週は要警戒です。
(37330円をもう一度試す展開へ!)

【寄り付きトレード】

38,560円 売り(A)

38,100円 決済(B)

+460円

8月1日の日本経済新聞平均株価は、4日ぶりに急落しました。最大で1363.94円の下落を記録し、最終的には975.49円安で取引を終えました。25日移動平均線や75日移動平均線が下降しており、売りの圧力が強まっていることを示しています。

ローソク足は上ヒゲのない陰線で、強い売り圧力を反映していますが、下ヒゲは7月26日の直近安値37611.19円に達せず、38000円以下での買い需要も見られました。

一目均衡表では終値が雲の下限を下回り、再び三役逆転の形を形成しました。下向きの転換線が下落トレンドの延長リスクを示唆しており、遅行線の位置する価格帯も上昇しているため、弱気のシグナルが増大し、市場の地合いがさらに悪化するリスクに警戒が必要です。

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