今日の東京株式市場【環境認識】

2024年7月23日

米国株式市場の動向とその影響

【考察】
22日の米国株式市場では、NYダウとナスダック総合指数がそれぞれ前週末比で上昇しました。NYダウは127.91ドル高の44,415.44ドルとなり、3日ぶりの反発を見せました。一方、ナスダック総合指数は280.628ポイント高の18,007.568ポイントとなり、4日ぶりに反発しました。出来高は、NY市場で8億6170万株、ナスダック市場で47億2702万株となりました。

【その他の考慮点】
前週末に下落していた反動から、市場は買い優勢でスタートしました。特に、半導体関連株が物色され、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は前週末比で約4.0%上昇しました。また、バイデン大統領が大統領選挙から撤退し、ハリス副大統領を支持すると表明したことで、対抗候補の変更が行われました。これにより、「トランプ・トレード」関連株は利益確定売りに押されました。

【全体的な見通し】
23日の東京株式市場は、反発後にもみ合いとなる見通しです。日経平均株価は、22日の米国株式市場の上昇や、4日続落からの反動から、買い優勢でスタートすると予想されます。しかし、心理的な節目である4万円が意識される中、戻り待ちにより上値が重くなる可能性もあります。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式を選んで算出される株価指数のことです。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄を対象とした株価指数のことです。
  • SOX指数:フィラデルフィア証券取引所が算出する半導体関連企業の株価指数のことです。
  • トランプ・トレード:ドナルド・トランプ前米大統領の政策により恩恵を受けるとされる銘柄のことを指します。
  • 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式を選んで算出される株価指数のことです。この指数の動きは、日本の株式市場全体の動向を示すものとされています。
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