今日の東京株式市場【環境認識】

2024年7月11日

米国株式市場と東京株式市場の動向

【考察】 10日の米国株式市場では、NYダウが429.39ドル高の3万9721.36ドルとなり、3日ぶりに反発しました。一方、ナスダック総合指数は218.157ポイント高の1万8647.448ポイントとなり、7日連続で上昇しました。取引の出来高は、NY市場が8億798万株、ナスダック市場が49億4218万株でした。

【その他の考慮点】 パウエルFRB議長は、前日の上院に続き下院での議会証言で、労働市場の過熱感が低下していると指摘しました。利下げ時期についての言及はありませんでしたが、利下げへの期待感が相場を支える形となりました。

【全体的な見通し】 11日の東京株式市場では、続伸後も堅調な展開が予想されます。前日の10日には、日経平均株価が連日で終値ベースの史上最高値を更新しました。また、米国株式市場では、NYダウが反発し、ナスダック総合指数とSOX指数が史上最高値を更新しました。これらの上昇は、半導体関連株がけん引する形となっています。そのため、東京市場でも半導体関連株を中心に物色され、上値を試す場面が見られるかもしれません。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄を対象とした株価指数です。
  • FRB:アメリカの中央銀行である連邦準備制度のことを指します。金融政策を決定する重要な役割を果たしています。
  • 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
  • SOX指数:アメリカのフィラデルフィア証券取引所が算出する半導体株の株価指数です。半導体業界の動向を反映しています。
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