2024年6月5日
米国株式市場の動向について 【考察】 4日の米国株式市場では、ニューヨークダウ平均株価が前日比で140.26ドル上昇し、終値は30,871.29ドルとなりました。また、ナスダック総合指数も28.377ポイント上昇し、16,857.047ポイントで取引を終えました。取引量は、ニューヨーク市場が約9億1532万株、ナスダック市場が約47億4164万株でした。
【その他の考慮点】 米国の4月の雇用動態調査(JOLTS)によると、非農業部門の求人数は805万9000件で、市場予想の平均値である835万件よりも少なかったことから、雇用市場の過熱感が後退し、利下げが進みやすくなるとの見方が出ています。
【全体的な見通し】 これらの要因が株価の上昇につながり、ニューヨークダウの採用銘柄では、ハネウェル、ボーイング、シスコ・システムズなどが上昇率の上位に入りました。一方、5日の東京株式市場は、続落後も弱含みの可能性があります。現地時間の4日には、ニューヨークダウとナスダック総合指数が共に上昇しました。
【用語解説:初心者向け】
- ニューヨークダウ:アメリカのニューヨーク証券取引所に上場している30社の代表的な銘柄で構成される株価指数のことです。
- ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄を対象とした株価指数のことです。
- JOLTS(Job Openings and Labor Turnover Survey):アメリカ労働統計局が毎月発表する雇用動態調査のことで、求人数や離職数などを調査しています。