2023年12月18日
考察
- 今日の東京株式市場では、日経平均が前の営業日に比べて211.57円安の32,758.98円で取引を終えました。
- 日銀の金融政策決定会合の結果が明日発表されるため、投資家たちは警戒心を持っており、売りが先行しました。このため一時は400円以上の安値を記録しましたが、後場では買いが入り、取引は小幅な動きが続きました。
その他の考慮点
- 今日の日経平均は、前の営業日から201円下落し、幅広い銘柄で売りが広がりました。主力株の下落が指数を押し下げ、前場中盤には429円の下落も見られました。
- ただし、米株先物がプラスを維持し、押し目買いもあったため、取引終了時には200円の下落で一進一退の展開となりました。
- 日銀会合に関しては、市場では政策の据え置きが予想されていますが、一部の投資家はマイナス金利の解除に動く可能性も懸念しています。このため警戒感が払しょくされず、市場には影響を及ぼしています。
- 自民党派閥の政治資金パーティー問題により政権支持率が低下しており、これが市場における不透明感の一因と考えられています。
全体的な見通し
- 最近、日経平均は3万3000円付近で横ばいが続いています。明日の日銀会合が問題なく通過すれば、買い戻しが期待されます。ただし、上値を伸ばす材料が不足しており、年初来高値を更新するのは年が明けてからと予想されます。
用語解説:初心者向け
- 日経平均:東京株式市場における代表的な株価指数。日本経済新聞社が算出しており、日本の株式市場全体の動向を把握する指標として利用される。
- 日銀会合:日本銀行(日銀)が定期的に行う金融政策の審議会。金融政策の方針や利上げ・利下げ、金融市場への影響などが議論される。
- 政策据え置き:金融政策が前回と同じ状態で維持されること。利上げや利下げが行われないことを指す。
- 押し目買い:株価が一時的に下落した際に、それを買い時と捉えて購入する投資戦略。
場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。
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