朝一コメント:フェニックス【寄り付きトレード】

NYダウは反発。一時500ドルほど反発する場面もありましたが
引けは87ドル高と失速。(日足の下げ波通過待ち)
FRBは1日まで開いたFOMCで政策金利の据え置きを決定。(6会合連続)
株式市場への配慮からか、量的引き締め(QT)の減速を6月から行うと決定。
また次の会合で『利上げは行わない』とあえて牽制。

この『利上げはしない』という発言はおそらく急ピッチに進む
アジア通貨安への配慮だと思われます。(米長期金利は一時4.5%台後半まで低下)
米長期金利は低下したものの、個別株の決算発表を受け、
エヌビディアなどの半導体株は軟調な動きとなり、NASDAQは続落となっています。

今回のFOMCでの最大のポイントは、米国債の保有額を圧縮する
量的引き締め(QT)のペースを6月から緩めると決定したこと!
米国は本選挙の年でもあり、物価高もFRBは意識していく必要があります。
そのためインフレ率2%の文面が外せないでいます。

・強い経済が続きながらインフレ率が3%程度で落ち着いている場合、
 選挙後に目標値を2%から3%に変更してくる可能性があり。
(QTの緩和を6月から始めるのはその伏線と個人的にはみています)


日経先物の日足は複雑な動き方をする位置です。(トレンドレスの株価位置)
日足ベースでは黄4の押し目。(中間形成位置)
そして、今はその黄4の『中間反発位置』に当たります。
3月22日の40910円を抜くにはまだ調整日柄が足りず、
また4月19日の36710円を割るにも日柄が足りないといった状況です。
その辺りをしっかりと念頭に置きながら動きを見ていくようにしましょう!

また、為替介入の思惑相場がもうしばらく続きます。
韓国との協調介入が行われるまでは日経先物は円高局面で売られる展開が
常に思惑として残るため、上値追いには入りにくいです。
韓国との協調介入が行われれば150円割れまではあるかな?と、
個人的には予想しています。協調介入となれば半年間は揉み合い相場に
入っていくことになります。これについてはまた週末レポートでお伝えします。 

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 38130円。下 37940円。

37750円から37680円が下値抵抗帯。
ここを割るようであればもう一段安を想定していくことになります。
寄付き直後は37940円から37910円の下値抵抗帯を意識していきましょう!

38100円から38150円が上値抵抗帯。
今はGWの間。出来高が薄い中の上下となります。
基本的に様子見位置ではありますが、トレードをされる場合は
必ず背にするポイントを決めてトレード計画を立てていきましょう!

【寄り付きトレード】

38,130円 買い(A)

38,280円 決済(B)

+150円

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