2024年4月9日
【考察】
- 8日の米国株式市場は、相場がまちまちでした。ダウ平均は11.24ドル安の38,892.80ドル、ナスダックは5.44ポイント高の16,253.96で取引を終了しました。
- 3月の雇用統計が強力な結果を示したことから、底堅い成長期待が続いており、寄り付き後に上昇しました。
- しかし、金利の上昇が相場の上値を抑制し、下落に転じました。
- 今週は消費者物価指数(CPI)などの重要なインフレ指標の発表が予定されており、市場は調整色が強く、もみ合いが続いています。
- セクター別では、自動車・自動車部品が上昇している一方、電気通信サービスは下落しています。
【その他の考慮点】
- 金利の動向やインフレ指標の発表に注目が集まっており、市場の反応が慎重に見られています。
【全体的な見通し】
- 東京株式市場は9日にしっかりした展開が期待されています。
- 8日の日経平均株価は、買い先行後に戻り待ちの売りに上値を抑えられる展開でした。
- 先高期待を支えに下値を売る動きは限られるとみられ、動意薄ながら堅調な値動きが見込まれています。
【用語解説:初心者向け】
- ダウ平均: アメリカの株式市場における代表的な株価指数の一つで、30銘柄の大手企業の株価の平均値を示します。
- ナスダック: アメリカの株式市場におけるテクノロジー関連銘柄を中心とした株価指数です。
- 消費者物価指数(CPI): 消費者物価の変動を示す指標で、物価の上昇や下落を把握するために利用されます。
- インフレ: 物価の上昇を指し、経済の健全な成長に伴って一定の程度であれば好ましい現象です。
- セクター別: 株式市場を産業別に分類したもので、各産業の株価の動向を把握するために用います。