2024年1月11日
東京株式市場の見通し
考察
昨日の米国株式市場は、前日比170.57ドル高の37,695.73ドルと反発し、ナスダック総合指数も同111.940ポイント高の14,969.650ポイントと4日続伸しました。米12月CPI(消費者物価指数)の発表を控える中、インフレの落ち着きが示されるとの期待感が根強く、堅調な値動きとなりました。
今日の東京株式市場は、続伸が見込まれます。前日の米国株式市場の流れに加え、為替のドル高/円安基調を支えに、幅広い業種で底堅い展開となる見通しです。ただし、買い一巡後は、急ピッチな上昇による短期的な過熱感が意識され、もみ合いとなる可能性もあります。
その他の考慮点
・米12月CPIの発表は11日午後3時30分頃に予定されています。インフレが予想以上に高止まりした場合、リスクオフの動きが強まり、株式市場の下落圧力となる可能性があります。
・ウクライナ情勢は、引き続き株式市場の不安定要因として意識されています。
全体的な見通し
短期的には、米12月CPIの発表をきっかけに、上値の重い展開となる可能性があります。しかし、中長期的には、企業業績の堅調な回復や、円安基調の継続など、株式市場を下支えする材料が揃っています。引き続き、底堅い上昇基調が続くと予想されます。
用語解説:初心者向け
- CPI(消費者物価指数):消費者が日常生活で購入する商品やサービスの価格変動を示す指標。
- ドル高/円安基調:ドルの価値が上昇し、円の価値が下落する相場状況。
- リスクオフの動き:リスク資産を売却し、安全資産を買う動き。
- ウクライナ情勢:ロシアがウクライナに侵攻したことによる、地政学リスク。
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