今夜のニューヨーク市場【環境認識】

2024年1月9日

日経平均、約34年ぶり高値更新

考察:

昨日の米国株式市場は、主力機の機体欠陥事故を受けてボーイングが急落したものの、アップルやマイクロソフトなどIT主力株の上昇や、新型チップを発表したエヌビディアの巻き返しなどにより、NYダウは3日続伸となりました。

本日の東京株式市場は、米国株高を好感して続伸し、日経平均株価は約34年ぶりの高値を更新しました。米金利上昇の勢いが一服し、インフレ期待の低下も好感され、リスク資産に投資資金が向かったことが背景です。また、エヌビディアなど米テクノロジー株の上昇が買い安心感を誘い、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連株や任天堂も高い値動きとなっています。

その他の考慮点:

米11月貿易収支は、10月は赤字幅が拡大しましたが、11月も赤字幅が拡大する見通しです。また、米12月NFIB(全米独立事業者協会)中小企業楽観指数も要注目です。

全体的な見通し:

今週は、米11月貿易収支や米12月NFIB(全米独立事業者協会)中小企業楽観指数などの経済指標が発表されます。また、欧米の中央銀行による金融政策の正常化も進む見込みです。これらの動きを注視しつつ、リスク資産への投資を慎重に検討することが重要です。

用語解説:【初心者向け】

  • 金利上昇:中央銀行が政策金利を上げること。金利が上昇すると、企業の借入コストや個人の住宅ローンなどの負担が増え、経済活動が抑制される可能性がある。
  • インフレ期待:今後の物価上昇率に対する期待。インフレ期待が高まると、人々は物価が上がることを前提に行動するため、経済活動が活発化する可能性がある。
  • リスク資産:価格変動が大きい資産のこと。株式や為替などの金融商品がこれに当たる。
  • 経済指標:経済の状況を示す指標のこと。国内総生産(GDP)や失業率などがこれに当たる。

場中解説:

場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。

日経225先物トレード俱楽部
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本日は、米国11月貿易収支や米12月NFIB(全米独立事業者協会)中小企業楽観指数など、注目の経済指標が発表されます。これらの指標の動向によっては、日経平均株価の方向性が大きく変わる可能性があります。

また、欧米の中央銀行による金融政策の正常化も進む見込みです。今後、各国中央銀行がどのような政策を実施していくのかにも注目が必要です。

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