今日の日付：2024年7月22日
米国株式市場と東京株式市場の動向
【考察】 先週の19日、米国の株式市場は下落しました。NYダウは前日比で377.49ドル安の42,287.53ドル、ナスダック総合指数は144.283ポイント安の17,726.940ポイントとなりました。出来高は、NY市場が約11億9,375万株、ナスダック市場が約4億7,089万株でした。
【その他の考慮点】 マイクロソフトのクラウドサービスや、OS「ウィンドウズ」搭載端末でシステム障害が発生しました。これにより、世界の空港で遅延が発生したり、決済サービスなどに影響が出ました。これにより、リスク回避姿勢が高まり、NYダウは一時460ドルを超える下げを見せました。
【全体的な見通し】 22日の東京株式市場は、どこに落ち着くかを探る展開になるでしょう。先週の19日に米国株式市場が続落したことから、弱い地合いが続くと見られます。一方、米大統領選挙では、バイデン大統領が撤退を表明し、トランプ前大統領が優位に立つとされています。そのため、先週に見られたいわゆる「トランプ・トレード」が続く可能性があります。
【用語解説：初心者向け】
- NYダウ：ニューヨーク証券取引所に上場している30社の株価をもとに算出される株価指数のことです。
- ナスダック総合指数：アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数のことです。
- 出来高：一定期間（通常は1日）に取引された株式の総数のことです。
- クラウドサービス：インターネットを通じて提供される各種のサービスのことで、データの保存やソフトウェアの利用などが可能です。
- OS「ウィンドウズ」：マイクロソフトが開発したパソコン用の基本ソフトウェア（オペレーティングシステム）のことです。
- 「トランプ・トレード」：ドナルド・トランプ前大統領の政策や発言が市場に与える影響を指す言葉です。具体的には、彼の経済政策により、特定の産業や企業の株価が上昇することを指します。
