2024年1月9日
東京株式市場見通し:堅調な値動きが予想される
本日の東京株式市場は、米国市場でのハイテク株高を好感する買いが先行し、堅調な値動きが予想されます。日経平均株価は、3万3,400円から3万3,900円のレンジで推移する見込みです。
米国市場では、昨夜、ダウ平均が216.90ドル高、ナスダック総合指数が319.70ポイント高と、ともに続伸しました。航空機メーカーのボーイングが下落したものの、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加え、長期金利の低下を背景に、ハイテク株を中心に買いが優勢となりました。
本日の東京市場でも、米国市場の流れを引き継ぎ、半導体関連株など指数寄与度の高い銘柄群を中心に買いが先行すると見られます。また、日経平均先物が前週末の大引け時に比べて大きく上昇していることから、サヤ寄せの動きも入ってくると思われます。
一方、懸念材料としては、ウクライナ情勢の不透明感が挙げられます。ロシアによる軍事侵攻の可能性がなお残っており、今後の情勢次第では、株式市場の下振れリスクも高まります。
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用語解説【初心者向け】
- 指数寄与度:ある指数に対する銘柄の値動きの寄与度を表す指標です。指数寄与度が高い銘柄は、その銘柄の値動きが指数の値動きに大きく影響します。
- サヤ寄せ:先物やオプションの現物と先物やオプションの差額を解消するための取引です。先物やオプションの価格が現物価格から乖離した場合、投資家はサヤ寄せの取引を行うことで、損失を抑えることができます。