米国株式市場の動向(18日)
18日のアメリカ株式市場では、NYダウ平均株価が前週末比55.39ドル安の43,389.60ドルとなり、3日連続で下落しました。一方、ナスダック総合指数は111.685ポイント高の18,791.806ポイントと反発しました。取引量は、ニューヨーク市場で約9億株、ナスダック市場では約76億株でした。
利下げに対する市場の期待が薄れる中、20日に予定されているエヌビディアの決算発表を控え、積極的な売買は限定的でした。ただし、ナスダック市場ではハイテク関連株が買われ、自動運転車規制の緩和が検討されているとの報道を受けたテスラや、半導体関連企業のテキサス・インスツルメンツ、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)などが値を上げました。
東京株式市場の見通し(19日)
19日の東京株式市場は、前日の反発を受けつつも、方向感に欠ける展開が予想されます。18日のアメリカ市場では、NYダウが下落を続けた一方で、ナスダック総合指数や半導体株に影響を与えるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が上昇。これを受け、日本市場でも半導体関連銘柄に見直し買いが入る可能性があります。
ただし、国内外の新たな材料に乏しいため、戻り売りが出やすく、上値が重くなる場面も考えられます。為替相場では、ドル円が1ドル=154円台半ば(18日時点では154円56~58銭)で推移しており、これも市場の注目材料となりそうです。