今日の東京株式市場【環境認識】

今日の日付:2024年5月15日

タイトル:米国株と東京株の動向

【考察】 米国株式市場は14日、NYダウとナスダック総合指数が共に上昇しました。NYダウは前日比で126.60ドル高となり、ナスダック総合指数も122.942ポイント高となりました。特にナスダック総合指数は、4月11日の終値ベースの史上最高値を1カ月ぶりに更新しました。また、米4月の生産者物価指数(PPI)のコア指数は、市場予想を上回る2.4%増となりました。

【その他の考慮点】 PPI発表直後は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ時期の後ズレが意識され、長期金利が上昇する場面も見られました。しかし、その後は落ち着いた動きとなり、ハイテク株を中心に堅調に推移しました。特に、テスラやクアルコム、インテルなどのハイテク株が買われました。

【全体的な見通し】 15日の東京株式市場は、買い先行後も堅調な展開が見込まれます。14日の日経平均株価が上昇し、米国株式市場も上昇したことが追い風となり、買い先行スタートとなるでしょう。ただし、米4月の消費者物価指数(CPI)の発表を控えているため、積極的な売買が手がけにくいとみられます。それでも、好業績銘柄を中心にしっかりした展開が見込まれます。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を示す指数です。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。
  • PPI(生産者物価指数):生産者が商品を販売する際の価格の動きを示す指数です。物価の上昇傾向を示すと、インフレの可能性があるとされます。
  • FRB(米連邦準備制度理事会):アメリカの中央銀行システムで、金利政策を決定します。
  • CPI(消費者物価指数):消費者が購入する商品やサービスの価格の動きを示す指数です。物価の上昇傾向を示すと、インフレの可能性があるとされます。
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