来週の東京株式市場の見通し
- 予想レンジ:上限32400円-下限33700円
- 来週は米FOMCと日銀金融政策決定会合が最大の焦点
- 米FOMCでは金利据え置きが予想されるが、政策金利見通しに注目
- 日銀金融政策決定会合では現状維持が予想される
- 日米の金融政策イベント前後は神経質な展開の可能性
- FOMCと日銀金融政策決定会合を無難に消化できれば、日経平均は6月のバブル後高値を捉える可能性
- 引き続き9月の中間配当の権利取りや原油市況の上昇が相場をけん引する可能性
- 海外投資家向けイベント「Japan Weeks」開催も下値支えに期待
解説
- クアドラプル・ウィッチング:株価指数および個別株の先物・オプション取引の4つの取引の決済日が集中する日。テクニカル要因で変動率が高まる可能性が高い。
- 米VIX指数:S&P500種株価指数オプションのボラティリティを示す指数。米株式市場のボラティリティを測る指標として用いられる。
- ジャパンウィークス:海外の投資家や資産運用会社等を集中的に日本に招致し、国際金融センターの実現に向けた日本政府の関連施策や日本の金融資本市場としての魅力等を情報発信するイベント。
総合評価
来週の東京株式市場は、米FOMCと日銀金融政策決定会合の結果次第では、神経質な展開となる可能性がある。しかし、米VIX指数が今年最低水準で推移していることから、投資家心理は悪くないとみられる。また、9月の中間配当の権利取りや原油市況の上昇も相場をけん引する可能性があり、日経平均は6月のバブル後高値を捉える可能性もある。