15日の日経平均は、前日比364.99円高の33,533.09円と、7月3日以来の高値を更新しました。
主な要因
- 世界経済のソフトランディング期待の高まり
- 円安基調
- 中国の経済指標の上振れ
主な動き
- セクター別では、電気・ガス、石油・石炭製品、輸送用機器が上昇しました。
- 個別では、ENEOS、INPEX、中部電力、三菱製紙、郵船、住友重機械、UACJ、豊田自動織機、トヨタ自動車、アイシン、清水建設、三菱地所、ANYCOLOR、TOKYOBASE、ニーズウェルが上昇しました。
- 一方、JAL、ANAホールディングス、パンパシフィックホールディングス、コスモス薬品、筑波銀行、栃木銀行、ポールトゥウィン、Link-U、ブラス、Hamee、ギフトホールディングス、MSOLが下落しました。
解説
- パラボリック:テクニカル指標の一種で、相場の勢いを示す指標です。上昇トレンドが続いている場合、パラボリックは上昇し、下降トレンドが続いている場合、パラボリックは下降します。
- 三役好転下:一目均衡表の一種の転換線、基準線、先行スパン1が、すべて上昇方向に転じた状態です。この状態は、上昇トレンドの継続を示唆しています。
- 騰落レシオ:値上がり銘柄の比率を値下がり銘柄の比率で割った指標です。120%を超えると、市場の過熱感を示唆します。
- 13週線:移動平均線の一種で、直近13週の終値の平均値です。13週線が下向きに転じた場合、上昇トレンドが弱まっていることを示唆します。
今後の見通し
日経平均は、世界経済のソフトランディング期待の高まりや、円安基調を背景に、今後も上昇基調を維持する可能性が高いと考えられます。ただし、13週線が下向きに転じたことから、上値には警戒感も必要です。