NYダウは前日比30ドル安と3日続落。
ナスダック総合とS&P500は米長期金利の低下もあって上昇となりました。
注目された4月の米CPIは市場予想通りとなりインフレ率の高止まり懸念は残るものの、
目先インフレの上昇懸念はなくなりました。これで6月利上げは完全になくなったと思われます。
目先インフレ懸念は一旦引く形となり、ここからの市場目線は『景気悪化の深度を探る展開』に
入っていくことになります。市場目線はインフレ懸念⇒景気悪化懸念⇒インフレ懸念⇒景気悪化懸念の繰り返し。
逆業績相場に入るのは企業決算が悪化してからです!
『利下げ問題』を懸念する声が多いですが『利下げしない=株の下落』では決してありません。
『金利高=株高』も必ず想定しなければいけません。
利下げをしないということは長期金利が上がっていくわけですが、
利下げをしないということは、それだけ経済が強いという判断となり、
株は上がろうと思えば、長期金利と共に上がっていくことはできます。
ここはしっかりと理解しておきましょう!!(ファンダの決めつけは厳禁!!)
債務上限問題ですが、バイデン大統領は野党・共和党のマッカーシー下院議長らと協議しましたが、
目立った進展はありませんでした。(次は12日に再協議)。
交渉が下手なバイデン大統領だけに、下げるとすればこの材料という見方が大勢です。
仮に協議がまとまればプラス材料として寄与する可能性が高いですので、
それを踏まえながら相場の動きを見ていくようにしましょう。
日経先物は28800円を割るまでは下がりそうで下がらない展開が続きます。
引き続き4時間足の下げ波を背に動きを思考していきましょう!
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本日の日経先物の注目ポイントは、上 29100円。下 28970円。
注目点
・4時間足の下げ波タッチ価格は29190円。
寄付き直後は29100円を上値メドに注目。
・日足の白ダビンチから外れてこそ調整波動入りです。
それまでは下げそうで下がらない想定は常にしておきましょう!