朝一コメント:フェニックス

NYダウは前日比383ドル高と急伸。
金利に敏感な大型株が買われ、主要3指数とも大きく上昇へ。
先月の金融不安によって経済指標が相次ぎインフレ鈍化を示す内容へ。
(CPIに続き、PPIもインフレの減速を示唆)
それにより米長期金利が大きく低下し、株価は上がりやすい状態となっています。

金融不安が落ち着けば株式市場は一時的に強含みます。
義務教育レベルで学ぶような金融・経済理論では『逆金融相場のあとは
逆業績相場に突入していく』という流れ(考え方)が定石となります。
ですが、そう定石通りにいかないのが株の世界です。(長い目で見れば定石通りとなるだけ)

相場サイクルの中には『中間反騰』という難しい位置があります。(運用が難しくなる位置)
逆業績相場が明確化する前に今回は金融不安が発生しています。
金融不安のあとに来るのは必ず金融相場ですから、
今回の金融相場は逆金融相場から逆業績相場に入る前の中間反騰位置に当たると考えるのが妥当です。

『逆業績相場に入る前の中間反騰が金融相場』
これはいわゆるバブルを発生させる可能性が高い状態だと分かります。(インフレ第二波を招く要因)
今回の金融不安は難しい中間反騰相場を長引かせてくるため、
長期運用を主にする指数系のトレーダーにとっては非常に厄介な運用位置となります。(短期は別)

個別株運用はひたすらバリュー株に的を絞ればいいだけとなるため比較的に簡単な位置となります。

とりあえず、米主要3指数はお伝えしている上値抵抗線、上値ポイントに注目となります。
日経先物は日足の上げ波を割るまでは上昇が続きます。

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本日の日経先物の注目ポイントは、上 28610円。 下 28330円。

注目点
・28350円から28330円が下値抵抗帯。
 割れば28240円が次の下値抵抗帯。

・28580円から28610円が上値抵抗帯。

・4時間の下げ波をいとも簡単に抜けていることから
 4時間足の上げ波を通過するまでは売りは警戒感を持って挑む必要があります。
 (日足の上げ波と複合させてみるようにしましょう)

・為替(ドル円)がまだ本格的な上げ波動とはなっていません。
 長期買いに関しては慌てず明確な中間形成位置を待ちましょう!

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