2023年11月16日の米国株式市場は、ダウ平均が小幅に下落し、ナスダックがわずかに上昇しました。これに対して、11月17日の東京株式市場は、売り優勢の展開が予想されます。新しい材料がなく、週末を控えているため、積極的な取引は見込めません。しかし、日経平均の株価収益率（PER）は15倍を下回っており、株価は割安になっています。そのため、安値での買い支えも期待できます。
米国の金利は上昇傾向にありません。これは、株式市場にとってプラスの要因です。また、主力株が堅調に推移しており、海外投資家の買いも見られます。特に、半導体関連株は、米国の半導体株指数（SOX指数）が上昇していることから、好材料となりそうです。
以上のことから、東京株式市場は、弱含みながらも底堅い動きが続くと考えられます。主力株や半導体関連株に注目して、個別銘柄の動きを見極めることが重要です。場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。
日経225先物トレード俱楽部
チャート転換点リアルタイム メール通知システムサービス Twitter：
www.youtube.com
【用語解説】初心者向け
- ダウ平均：米国の代表的な株価指数の一つで、30種類の大企業の株価の平均値です。
- ナスダック：米国の電子取引所で、主にハイテク企業の株式が上場しています。ナスダック総合指数は、ナスダックに上場する約3000社の株価の平均値です。
- 日経平均：日本の代表的な株価指数の一つで、東京証券取引所に上場する225種類の大企業の株価の平均値です。
- PER（株価収益率）：株価を一株当たりの利益（EPS）で割った値で、株価の割高・割安を判断する指標の一つです。一般に、PERが高いほど株価は割高で、低いほど株価は割安と言われます。
- 金利：お金を借りるときや貸すときに発生する利子の割合です。金利が高いと、借りる側は負担が大きくなり、貸す側は利益が大きくなります。金利が低いと、借りる側は負担が小さくなり、貸す側は利益が小さくなります。金利が高いと、株式よりも債券などの金融商品が魅力的になり、株式市場にはマイナスの影響が出ます。金利が低いと、株式が魅力的になり、株式市場にはプラスの影響が出ます。
- 主力株：市場での取引高や時価総額が大きく、安定した業績や配当を維持している企業の株式のことです。主力株は、市場の動向に大きな影響を与えます。
- 半導体：電気の通りやすさが金属と絶縁体の中間の物質のことです。コンピューターやスマートフォンなどの電子機器に欠かせない部品です。
- SOX指数：米国の半導体関連企業の株価の動きを表す指数の一つです。SOX指数が上昇すると、半導体の需要が高まっていることを示します。
