今日の東京株式市場【環境認識】

2023年12月26日

東京株式市場展望:中小型株に物色の矛先、年末の節目は要注意

考察

本日の東京株式市場は、前日が米国など主要な海外市場がクリスマスの休場だったことから、手掛かりに乏しい中、一進一退の値動きが見込まれます。年末を控えて海外勢を中心に取引参加者が少なく、方向感を欠く相場が見込まれます。

市場では、手掛かりに乏しい中で買い上がる感じはないが、下に向かう理由もないとの見方が出ています。決算など個別材料に基づく物色が中心になるとみられます。

その他の考慮点

・25日の東証プライム市場の売買代金は2兆4958億円と、8カ月ぶりの水準に落ち込むなど、盛り上がりに欠ける動きでした。 ・25日の欧米株式市場がクリスマスで休場だったこともあり、海外投資家を中心にさらに市場参加者が少なくなりそうです。 ・市場のエネルギー不足から、消去法的に値動きが軽い中小型株に物色の矛先が向かうとみられ、「森(全体)よりも木(個別)」の選別物色が中心になるとみられます。

全体的な見通し

日経平均は、前日終値を挟んだ上下動が見込まれます。年末の利益確定やポジション調整の動きが見込まれ、節目の3万3500円付近では上値が抑えられそうな一方、3万3000円では押し目買いが下支えになり得ます。取引時間中は、中国などアジア株の動向に関心が寄せられそうです。

用語解説:初心者向け

  • 完全失業率:15歳以上の労働力人口のうち、失業者の割合
  • 有効求人倍率:1人あたりの求人数を、失業者数で割った値
  • S&Pケース・シラー住宅価格指数:アメリカの住宅価格の指数
  • シカゴ連銀全米活動指数:アメリカの経済活動の指数
  • ダラス連銀製造業景況指数:アメリカの製造業の景況感を表す指数

場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。

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