今日の東京株式市場【環境認識】

2024年10月18日

【考察】

17日の米国株式市場は続伸しました。ニューヨークダウ(NYダウ)は161.35ドル上昇し、43239.05ドル、ナスダック総合指数も6.53ポイント高の18373.609ポイントで取引が終了しました。取引量は、ニューヨーク市場が8億1640万株、ナスダック市場が53億1104万株でした。特に、NYダウは史上最高値を更新し続けています。

9月の米国小売売上高が前月比0.4%増となり、市場予想の0.3%増を上回ったため、個人消費の強さが確認され、消費関連株や景気敏感株が買われました。また、台湾のTSMC(台湾積体電路製造)の2024年7-9月期決算が増収増益となり、半導体関連株にも注目が集まりました。

NYダウ採用銘柄では、トラベラーズ、シェブロン、アメリカン・エキスプレスが値上がり率上位に位置しています。

【その他の考慮点】

18日の東京株式市場では、米国市場の続伸を受けて買いが優勢となることが予想されます。しかし、為替相場ではドル高・円安(1ドル=150円台前半)、ユーロ・円は小動き(1ユーロ=162円台半ば)が見られます。この円安は株価の堅調さを支える要因となる一方で、取引終盤には週末要因からポジション調整の売りが出る可能性もあり、注意が必要です。

【全体的な見通し】

米国株式市場の続伸と為替相場の動向を考慮すると、18日の東京株式市場は堅調なスタートが予想されますが、終盤にはポジション調整の動きが見られる可能性があります。また、個人消費の強さや半導体関連の動向にも注目が集まり、これらの要因が今後の市場に影響を与えると考えられます。

【用語解説:初心者向け】

  • 米国株式市場: 米国の株式が取引される市場。主な市場としてニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック市場がある。
  • NYダウ: ダウ・ジョーンズ工業株30種平均。米国を代表する30社の株価平均を示す指標。
  • ナスダック総合指数: ナスダック市場に上場している全企業の株価動向を示す指数。
  • 出来高: 取引される株式の総数。
  • 個人消費: 消費者が商品やサービスを購入すること。経済の大きな動力源となる。
  • 半導体関連株: 半導体を製造・供給する企業の株式。テクノロジー産業における重要なセクター。
  • 為替相場: 異なる通貨間の交換レート。日本円とドル、ユーロなどの変動が株式市場に影響を与える。
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