2023年10月4日の東京株式市場の見通し
4日の東京株式市場は、続落後にもみ合いとなる見通しです。
きのう3日の弱い動きが継続するとみられ、現地3日の欧米株式が下落したことも重なり、売り先行スタートとなろう。
その後も手がかり材料難のなか、落ち着きどころを探る展開が見込まれる。
米国議会の下院で、共和党のマッカーシー議長の解任動議が可決されたことから、新年度予算の成立に不透明感が高まるとみられ、様子見姿勢が強まる場面も想定される。
予想レンジ:3万600円-3万1000円程度(3日終値3万1237円94銭)
為替相場
ドル・円が1ドル=149円のトビ台
ユーロ・円が1ユーロ=156円前後
主な経済指標・スケジュール
21:15 米9月ADP雇用統計
23:00 米8月製造業受注、米9月ISM非製造業景況指数
用語解説
東京株式市場:東京証券取引所第一部に上場する銘柄の株価を平均した株価指数
続落:前日比で下落すること
もみ合い:下落と上昇が拮抗すること
手がかり材料難:今後の値動きを左右する材料が不足すること
新年度予算:翌年の1月1日から12月31日までの1年間の政府の歳入・歳出の見積もり
様子見姿勢:値動きをみてから判断する姿勢
ADP雇用統計:アメリカの民間雇用者数が前月比で増減したかどうかを示す指標の一つ
製造業受注:アメリカの製造業向け受注額が前月比で増減したかどうかを示す指標の一つ
ISM非製造業景況指数:アメリカの非製造業景況を示す指標の一つ
結論
4日の東京株式市場は、米国の景気動向や円高進行などの影響で、続落後もみ合いとなる見通しです。今後も、米国の経済指標や政局の動向が、株式市場に大きな影響を与えると考えられます。