日経平均株価
- 日経平均株価は3日ぶりに小反発。
- 米株式市場の影響:3日の米国株式市場で、ダウ平均は66.63ドル安と小幅に続落し、ナスダック総合指数は-0.09%と小幅に3日連続で下落。
- 売買動向:長期金利の一段の上昇を警戒した売りが先行。
- 7月ISM非製造業景況指数などが予想を下回ったことも売られる要因となった。
- 雇用統計や主要ハイテク企業の決算を控えたことから、様子見ムードが広がり下値は限定的だった。
- 日経平均は140.22円安からスタートし、一時31934.35円(224.93円安)まで下落した。
- 急ピッチの下落による自律反発が意識され、心理的な節目割れから買い戻しが入り、プラス圏に浮上した。
- 国内の長期金利の上昇が一服していたことも安心感をもたらした。
- 今晩の米雇用統計を前に様子見ムードが強く、前日終値を挟んだ一進一退が続いた。
大引けの日経平均株価
- 大引けの日経平均株価は前日比33.47円高の32192.75円となった。
- 東証プライム市場の売買高は15億8609万株、売買代金は3兆7196億円だった。
- 上昇セクター:海運、水産・農林、保険が上昇率上位に並んだ。
- 下落セクター:繊維製品、その他製品、ゴム製品が下落率上位に並んだ。
- 値上がり銘柄の割合は全体の57%であり、値下がり銘柄の割合は39%だった。
個別銘柄の動向
上昇銘柄:
- 日東紡<3110>:業績を大幅に上方修正し、ストップ高比例配分となった。
- UACJ<5741>:棚卸資産影響前の営業利益の増益が評価された。
- ZHD<4689>:第1四半期営業利益が市場予想を大幅に上回り、急伸。
- シグマクシス<6088>:第1四半期が大幅増益で好スタートを切り、急伸。
- DMG森精機<6141>:業績予想を上方修正し、大幅高。
- 芝浦メカ<6590>:通期減益計画に対して増益発進となり、大幅高。
- 品川リフラクトリーズ<5351>:業績及び配当予想を上方修正し、ストップ高。
下落銘柄:
- 任天堂<7974>:好決算だったが、出尽くし感から下落。
- ネットワン<7518>:第1四半期が想定以上の大幅減益スタートとなり、急落。
- 三菱製紙<3864>:営業利益の進捗率の低さが嫌気され、急落。
- エア・ウォーター<4088>:第1四半期が想定外の2桁減益となり、急落。
- Gウィン<8111>:サプライズに乏しい決算で手仕舞い売りが膨らみ、急落。
- TDCソフト<4687>:ほぼ想定線も出尽くし感が先行し、急落。
- 古河電工<5801>:営業損益が赤字に転落し、大幅に下落。
その他銘柄の動向:
- 半導体関連銘柄:レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、ルネサス<6723>などが安い。
- ハイテク関連銘柄:ローム<6963>、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>などが安い。
- 保険関連銘柄:郵船<9101>、川崎汽船<9107>が株主還元強化を評価されて大幅反発。
- 保険関連銘柄:東京海上HD<8766>、SOMPO<8630>が報道による下落を挽回し、大幅反発