NYダウは前日比228ドル安と続落。米中堅銀行のファースト・リパブリック・バンクが24日の決算発表で、
大規模な預金流出があったことが伝わり、大手行への追加支援要請や新株発行を検討していることから金融不安が再燃。
米銀の貸し渋りが米景気を冷やすとの懸念から利益確定売りが進みました。
NYダウはテクニカルから見れば上がり過ぎたことによる反動安です。(上値抵抗線に跳ね返された形)
相場の中身を見ると、金融不安からの景気後退が懸念される一方で、
マイクロソフトなどは市場予想を上回る決算を発表。
ボーイングも107機の新規受注を獲得するなど足元の需要が強いことが示されています。
繰り返しの説明となりますが『逆業績相場』はいずれ訪れます。ここでの問題はその時間軸にあります。
足元の企業決算や米経済指標はまだ逆業績相場に入るニュアンスは示されていません。
来年は本選挙年です。インフレ率の低下が確認された場合、選挙目的でアメが撒かれる想定も必要となります。
経済は教科書通りに動かないものです。決めつけは注意!
株式市場は結局、需給がすべてにおいて先行します。
重要ポイント、重要ライン等で判断していくようにしましょう。
日経先物はお伝えしていた下値抵抗帯で下げ渋りを見せています。
テクニカル的には基本的に『戻り売り目線』が有効です。(目先の話)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
本日の日経先物の注目ポイントは、上 28400円。 下 28250円。
注目点
・下げのカウントを消化しているため売り狙いは切り返しを待つタイミング。
・28250円を割ってくれば28200円から28150円の下値抵抗帯を試します。
4時間足の黄ラインを明確に割ってくるかはしっかりと注目しておきましょう!