アメリカ連邦準備制度理事会(FRB)は、本日まで開催していた連邦公開市場委員会(FOMC)において、市場の予測通り政策金利を0.25%引き下げる決定を発表しました。
同時に公開されたFOMCメンバーの金利予測(ドット・プロット)では、2025年末時点の中央値が上昇し、利下げの想定回数が前回9月の見通しから半減して2回に修正されました。
また、ジェローム・パウエルFRB議長は記者会見で、「今回の利下げ決定は慎重な判断だった」「今後の政策調整においてさらに慎重な姿勢を取る可能性がある」「政策金利は中立水準に非常に近づいている」「金利調整の新たな段階に入った」などと述べました。
これを受けて、米国の長期金利が上昇し、ドル買いの動きが広がりました。
なお、米国10年債利回りは一時的に4.5220%近辺まで上昇し、5月31日以来の高水準を記録しました。