今日の東京株式市場【環境認識】

2024年7月1日

米国株式市場の動向と東京株式市場の見通し

【考察】 2024年6月28日の米国株式市場では、NYダウが前日比45.20ドル安の39118.86ドルとなり、3日ぶりに下落しました。また、ナスダック総合指数も126.081ポイント安の17732.603ポイントとなり、4日ぶりに下落しました。この日の取引終了時の出来高は、NY市場で33億7464万株、ナスダック市場で77億6601万株でした。

【その他の考慮点】 米国の5月のPCEコア・デフレーターは、前月比0.1%上昇と市場予想平均と一致しました。これは4月の0.2%上昇から低下したことを意味します。この結果、インフレへの警戒感が後退し、NYダウは一時280ドル近く上昇する場面もありました。しかし、月末と四半期末が重なったことから、ポジション調整の売りが出て取引を終えました。

【全体的な見通し】 一方、2024年7月1日の東京株式市場では、日経平均株価が前週末の堅調な値動きを継続し、買い先行スタートが見込まれます。好地合いの中、心理的な節目となる4万円が意識される場面も見られそうです。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30種類の代表的な株式の平均株価を指します。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄の株価をもとに算出される株価指数です。
  • PCEコア・デフレーター:個人消費支出(PCE)デフレーターのうち、食品とエネルギーを除いたもの。物価の上昇を示す指標の一つで、米連邦準備制度(FRB)の物価安定目標の基準となっています。
  • ポジション調整:投資家が保有している投資商品の売買を行い、リスクを調整することを指します。
  • 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225種類の代表的な株式の平均株価を指します。日本の株式市場の動向を示す代表的な指標の一つです。
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