今日の東京株式市場【環境認識】

2024年6月19日

米国株式市場と東京株式市場の動向

【考察】 18日の米国株式市場では、NYダウとナスダック総合指数がともに上昇しました。NYダウは前日比56.76ドル高の30,834.86ドルで、ナスダック総合指数は5.212ポイント高の17,862.232ポイントで取引を終了しました。特にナスダック総合指数は7日連続で史上最高値を更新しました。

【その他の考慮点】 米国の5月の小売売上高は前月比0.1%増となり、市場予想平均の0.3%増には届きませんでした。この低調な消費動向を受けて、利下げの期待が強まり、株価の上昇を支えました。しかし、19日が奴隷解放記念日で休場となることから、積極的に上値を追う動きは限られました。

【全体的な見通し】 19日の東京株式市場では、日経平均株価が上昇する見通しです。18日に大幅に反発した動きや、米国株式市場が上昇したことを受けて、買いが優勢となるでしょう。ただし、買い手がかりの材料が乏しいことや、戻り待ちの売りも警戒されています。そのため、買い一巡後は、上値が重くなる可能性もあります。

【用語解説:初心者向け】

  • NYダウ:ニューヨーク証券取引所に上場している30社の株価を基に算出される株価指数のことです。
  • ナスダック総合指数:アメリカの電子証券取引所であるNASDAQに上場している全銘柄を対象とした株価指数のことです。
  • 前月比:前の月と比較したときの増減率のことです。
  • 利下げ:中央銀行が公定歩合を下げることで、金利が下がり、お金の貸し借りが活発になることを期待する政策のことです。
  • 日経平均株価:東京証券取引所に上場している225社の株価を基に算出される株価指数のことです。
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