今日の日付：2024年4月12日
【考察】 米国の株式市場では、S&P500とNASDAQが大きく上昇し、取引を終えました。3月の卸売物価指数（PPI）の成長率が鈍化したことが発表され、インフレが落ち着いているとの見方が広がりました。特に、金利の動きに敏感な大型ハイテク株がNASDAQの上昇を牽引しました。
【その他の考慮点】 3月のPPI（最終需要向け商品・サービス）は、前月比（季節調整済み）で0.2％上昇しました。これは2月の0.6％上昇から鈍化し、市場予想（0.3％上昇）を下回りました。
【全体的な見通し】 一方、12日の東京株式市場は反発した後、もみ合いになる可能性があります。日経平均株価は前日11日に下落しましたが、下げ止まる動きを見せていました。また、現地11日にNASDAQ総合指数が終値ベースで史上最高値を更新したことも支えとなり、買いが先行するスタートが予想されます。ただし、戻りを待つ売りが警戒され、週末要因もあり、上値が重い場面も予想されます。
【用語解説：初心者向け】
- S&P500：アメリカの主要な株価指数の一つで、アメリカの大型株500社を対象としています。
- NASDAQ：アメリカの電子証券取引所で、特にハイテク株が多く上場しています。
- 卸売物価指数（PPI）：卸売段階での物価の動きを示す指数で、インフレの先行指標とされています。
- 日経平均株価：東京証券取引所に上場している225社の株価を平均したもので、日本の株式市場の動向を示す代表的な指数です。
