2024年1月18日
米国株式市場の見通し
考察
本日18日の米国株式市場は、米12月住宅着工件数が注目されます。市場予想の平均値は142.5万件と、前月から13.5万件減少する見込みです。しかし、前日の米12月小売売上高が市場予想を上回ったことで、3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)において利下げを見送るとの見方が広がっています。そのため、住宅着工件数が市場予想を上回ったとしても、利下げ期待後退による売り圧力が強まり、ハイテク株を中心に下落する可能性が高いとみられます。
その他の考慮点
- ボスティック米アトランタ連銀総裁の発言にも注目です。ボスティック総裁は24年のFOMCで投票権を持つため、その発言次第で市場の見通しが大きく変わる可能性があります。
- 中国経済の不透明感も懸念材料です。中国の不動産市場や製造業が減速しており、世界経済への影響が懸念されています。
全体的な見通し
本日の米国株式市場は、下落基調で始まる可能性が高いとみられます。しかし、ボスティック総裁の発言や中国経済の動向次第では、下げ幅が縮小する可能性もあります。
用語解説【初心者向け】
- 住宅着工件数:1か月間に新しく建設された住宅の件数。住宅市場の活況を示す指標のひとつです。
- FOMC:米連邦公開市場委員会。米国の金融政策を決定する最高意思決定機関です。
場中解説
本日の米国株式市場の見通しについて、随時YouTubeチャンネルで解説していきます。
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