今日の東京株式市場【環境認識】

2024年1月18日

考察

今日の東京株式市場では、日経平均株価が売り買いが交錯する展開となりそうです。日本株においては円安の傾向や押し目買いの意欲が追い風となりやすい一方で、前日の米国株安や中国での経済不安が重しとなる見通しです。

その他の考慮点

  • 17日の米国株式市場では、NYダウが前日比94.45ドル安の37,266.67ドルと3日続落し、ナスダック総合指数も同88.725ポイント安の14,855.622ポイントと続落しました。
  • 出来高概算は、NY市場が8億9606万株、ナスダック市場が50億4021万株でした。
  • 米国の12月小売売上高は前月比0.6%増となり、市場予想平均の同0.4%増を上回りました。しかし、堅調な消費動向からくる早期の利下げ期待は後退し、米10年物国債の利回りが一時4.1%台まで上昇したことで、株式の相対的な割高感も意識されました。
  • NYダウ採用銘柄では、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、キャタピラー、ウォルト・ディズニーなどが値下がり率の上位に入っています。

全体的な見通し

18日の東京株式市場では、もみ合いの展開が予想されます。17日の日経平均株価は、日中値幅が760円を超える荒れた値動きとなり、上値の重さが意識される中で、押し目を拾う動きとの間で売り買いが交錯することが見込まれます。また、為替相場では、ドル・円が1ドル=148円台の前半で推移しています。

用語解説:初心者向け

  1. 日経平均株価: 東京株式市場において、日本の主要な株式を代表する指数。
  2. 円安基調: 日本円が他の通貨に対して価値が下がる傾向。
  3. 押し目買い: 株価が一時的に下がった際に、その下落を利用して買い増しする取引の戦略。
  4. 米国株安: 米国の株式市場で株価が下落する状態。
  5. 出来高概算: 市場での取引がどれだけ活発かを示す指標で、一定期間内の取引株数の概算値。
  6. 利下げ期待: 中央銀行が利率を引き下げることを市場が期待する状況。
  7. 米10年物国債の利回り: 米国政府が発行する10年償還国債の利回りで、金利水準の指標となる。
  8. 相対的な割高感: 株価が過去の平均に比べて高い水準にあると感じられる状態。
  9. もみ合い: 株価が上下に大きく揺れ動くが、大きなトレンドが形成されない状態。
  10. 為替相場: 通貨同士の交換レートの動きや価格の変動を示す市場。
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