今夜のアメリカ市場について・・・

2023年12月6日

株式市場見通し

昨日と今日とで荒い値動きとなった日経平均株価ですが、8日のメジャーSQ値の算出を控え、今後は落ち着きどころを探る展開が見込まれます。

6日の米国株式市場では、米11月ADP雇用統計が注目となります。市場予想の平均値は13.0万人増(前月は11.3万人増)と、前月から伸びが加速する見通しです。週末の米11月雇用統計でも非農業部門雇用者数は前月よりも増加幅が拡大する予想となっており、市場予想通りだと週末の雇用統計に対する強気の見方が広がる可能性もあります。

一方で、米労働需給のひっ迫が意識されるようだと、米利上げ局面の終了観測が後退し、株式市場にはリスクオフの動きが広がる可能性があります。また、無風通過となっても、来週のFRB(米連邦準備制度理事会)や物価関連指標の発表を控えており、ポジション調整の動きには注意が必要です。

用語解説:初心者向け

SQ(特別清算指数):各証券取引所が、日々の取引を清算する際に算出する指数。
ADP雇用統計:米雇用主が雇用した従業員数を調査した統計。
FRB(米連邦準備制度理事会):米の中央銀行。

場中解説は、以下のYouTubeチャンネルで配信しています。

[https://www.youtube.com/channel/UCaf5-S-kVmyqzKctnYqIC_Q]

全体的な見通し

米11月ADP雇用統計の結果次第では、株式市場の方向性が大きく変わる可能性があります。市場予想通りの増加であれば、週末の雇用統計に対する強気の見方が広がり、リスクオンの動きが強まるでしょう。一方で、予想以上の増加となれば、米利上げ局面の終了観測が後退し、リスクオフの動きが広がる可能性があります。

また、無風通過となっても、来週のFRBや物価関連指標の発表を控えており、ポジション調整の動きには注意が必要です。

具体的には、以下の点を注視するとよいでしょう。

米11月ADP雇用統計の結果
米11月雇用統計の結果
来週のFRB会合の結果
来週の物価関連指標の発表

日々の情報収集をしっかりと行い、投資判断に役立ててください。

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