2023年10月25日
考察
25日の東京株式市場は、続伸後も堅調か。強含みが想定される。
きのう24日の日経平均株価は、朝安後に下げ渋り、4日ぶりに反発し目先的な下値を確認する格好となった。現地24日の欧米株式が上昇したことを追い風に、しっかりした展開となりそう。米国市場で好調な企業決算が発表され株高となったことを好感する買いが先行しそうだ。米金利の上昇一服も投資家心理を支えるとみられる。
一方、金利先高観や中東情勢への懸念は継続し、上値が抑えられる可能性がある。ただ、依然として手がかり材料に乏しいことから、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。
用語解説
続伸:前日比で上昇し、その上昇率が続く状態
堅調:動きが安定しており、大きく変動しない状態
強含み:強く上昇する状態
好調な企業決算:予想を上回る業績を達成した企業の決算
金利先高観:今後、金利が上昇するであろうという見通し
中東情勢への懸念:イスラエルとパレスチナの武力衝突など、中東情勢の不安定化に対する懸念
手がかり材料:投資判断の材料となる情報
考察の要約
25日の東京株式市場は、米国市場の好調な企業決算や米金利の上昇一服を好感し、続伸後も堅調に推移する可能性がある。しかし、金利先高観や中東情勢への懸念は依然として残っており、上値は抑えられる可能性がある。