本日のニューヨーク為替市場では、米景気のソフトランディングへの期待が高まっている中、複数の米経済指標に注意が払われる見通しです。
特に、7月の米製造業購買担当者景気指数（PMI）の改定値に注目が集まっています。
先行の速報値が予想を上回り、ドルを支えたため、速報値よりも若干下振れでもドルの下落は限定的と見られています。
逆に、強い結果であればドルが上昇する可能性があります。
また、6月の米雇用動態調査（JOLTS）求人件数も重要であり、週末に7月雇用統計が控えているため、労働市場のセンチメントを測る上で注意が必要です。
過去数カ月は予想を下回ることが多かったため、今回もネガティブな結果に警戒が必要です。
さらに、本日最も注目されるのは7月の米サプライマネジメント協会（ISM）製造業景気指数で、市場予想は46.8と前回の46.0から回復する見込みです。
ただし、景況感の分岐点である50を9カ月連続で下回る見込みです。
6月の雇用指数が弱かったため、価格指数の動向も重要なポイントとなるでしょう。
