週明けの東京市場は気迷いムードのスタート

2023年9月30日、米国株式市場は、予算案審議の混迷や全米自動車労組のストライキ拡大表明などがリスク要因となり、ダウ平均株価は158.84ドル安と反落しました。一方、ナスダック総合指数は半導体関連の一角が買われたことで小幅ながら3日続伸しました。

発表内容の要点

  • 米国株式市場は反落
  • ダウ平均株価は158.84ドル安
  • ナスダック総合指数は小幅ながら3日続伸
  • 予算案審議の混迷や全米自動車労組のストライキ拡大表明などがリスク要因

今後の見通し

  • 週明けの東京市場は気迷いムードのスタート
  • 引き続き日米の金利や為替の動向、原油市況を睨みながら方向性を探る展開
  • 国内企業の上半期決算動向にも関心

解説

  • 予算案審議の混迷

米国議会で、新年度予算案の審議が混迷しています。共和党が政府機関の予算を増額することに反対しており、政府閉鎖のリスクが高まっています。

  • 全米自動車労組のストライキ拡大表明

全米自動車労組(UAW)が、フォードとGMの労働者を対象としたストライキを拡大すると表明しました。これにより、米国の自動車生産に影響が出ると懸念されています。

日銀短観の発表

週初となる10月2日は、寄り付き前に7-9月期日銀短観が発表されます。大企業製造業の業況判断DIの市場予想中央値は6と前回5から小幅改善が見込まれています。短観の大企業製造業の業況判断DIは輸出セクターを中心に上振れとなる可能性が一部で指摘されています。

政府閉鎖のリスク

米国の新年度予算成立の遅れに伴う政府機関の閉鎖問題が懸念材料として横たわっています。仮に政府閉鎖の事態打開に向けた議会などの動きが出てくれば、相場にはポジティブサプライズとして大きくプラスに作用しよう。

今後も、米国の予算案審議や政府閉鎖問題の動向、国内企業の決算発表など、様々な材料が相場の方向性を左右すると考えられます。

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